土曜日, 5月 28, 2016

トルストイ著「戦争と平和」第四巻、ナポレオン率いるフランス軍は敗退を余儀なくされロシア軍の追撃と勝利となる。ピエールの戦争で得た啓示、ロストフ家の没落、ナターシャとの結婚などが描かれる。この書を読破して、そして最も知りたかったのはトルストイの歴史観であった。英雄や一部の天才によって歴史が展開するのではなく、それこそ民衆の総和が歴史を動かすという理論はまさに当時の歴史学者を圧倒するものだったと思われる。


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