火曜日, 5月 02, 2017

畠山健二著「本所おけら長屋」五、例によって、おけら長屋に住む住人松造と万吉の二人が引き起こす人情沙汰、長屋の住人の人情で切り抜ける江戸庶民の浮世話とでも言うか読んでいて何故かホッとする。江戸庶民の暮らしぶりと風俗が手に取るように解る。おけら長屋物語の登場人物は絶妙の配置で作者のプロットの確かさと次々と事件を繰り出す才能は見事だ。

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