水曜日, 11月 08, 2017

村上春樹著「騎士団長殺し 第1部」、著者の作品は大分よんでは来ている。今回の騎士団長殺しも例外なく素晴らしい作品に仕上がっている。36歳の画家として肖像画を描いて生活している青年の周りで、感情と理性、条理と不条理の狭間そして己の存在を確かめるような事柄が脈絡なく続く。希望や憧憬からか定かではないが騎士団長というメルヘンチックな妖精とでもいってもいいが現れる。彼を取り巻く様々な理解しながらできなに何か?に取り囲まれてゆくその過程は読み手の精神を高揚させ不連続な世界を彷徨する。

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