木曜日, 6月 28, 2018

吉川英治著「親鸞 一」、平安時代に平家絶頂の時代、源家の系譜範剛卿の元で生を受けた幼名を十八公麿(まつまろ)は幼くして異才を放ち9歳の時に比叡山に昇り師となる慈円僧正の元で勉学に励む毎日であった。ここから十八公麿の苦難が始まる。20年間に及ぶ修行を経て京の都に降りた範円が見たものは世俗の人間の欲、儚さやそして社会の現実の荒廃であった。範円の自分の人生への深い懊悩が開始される。遂に再び比叡山に登る決心をする。

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