木曜日, 11月 29, 2018

朝倉卓弥著「四日間の奇蹟」、指をケガしピアニストとしての将来に絶望している青年如月と脳に障害を持ちながらピアノを弾く少女楠本千織、二人は全国要望ある所へ慰問といった形でピアノ演奏に出かける。そんな彼らが脳科学研究所病院を名がつく場所でも慰問、物語は此処から大きく展開し正に奇蹟と呼ぶ事態に遭遇する。生と死、人間、そして心、脳様々な疑問と遭遇してゆくことになる。ミステリーとしてはプロットはありきたりだが、中身の濃い読後の爽快感を伴う傑作だ。

0 件のコメント: