火曜日, 5月 28, 2019

黒木亮著「国家とハイエナ」、貧国の債権を格安で買い漁り国家に対して債務弁済の訴訟を起こして莫大な利益を上げる米国のハイエナファンドと債務国との闘争戦争を著者ならではの調査と手法で描きあげる物語はドキュメンタリーやミステリーにも匹敵する。ハイエナファンドは莫大な資金を投じてロビー活動を支援し自分たちの利益をまた高額な弁護士費用を支払い勝訴するこのような図式は金融市場を崩壊させかねない危機を招く恐れがある。世界に貧困が存在する限り解決できない問題だ。

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