火曜日, 5月 28, 2019

トーマス・カポーティ著「夜の樹」、著者の短編9編が綴られている短編集だ。陰と陽が入り混じった不思議な作品群だ。陰鬱で孤独な状況を描いたかと思うと、故郷の小さな町の心温まる出来事を描いてホットさせてくれる。それはつまり人間の表と裏、二面性は作者の人生の経験に根差しているらしい。どうしようもない暗闇、それを見つめる人間とその心をそこはかとなく描く著者20台の作品だという。

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