金曜日, 8月 30, 2019

山崎豊子著「白い巨塔 三」、国際外科学会への招聘を受け発表論文など資料作成に忙殺されている時、佐々木康平という患者の診断を助教授から依頼され診断した結果胃噴門部に癌を発見し出発前に手術を行った。その後の経緯については若き担当医に指示し患者との対面も無いまま飛び立った。学会を終え帰国してみると患者は癌性肋膜炎を発症し死亡していた。遺族は財前五郎を提訴し裁判が開始された。幾多の承認及び鑑定人が証言台に起ち原告、被告の尋問も過ぎて判決は患者側には無常にも財前の勝利に終わった。

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