日曜日, 9月 29, 2019

由良弥生著「空海の生涯」、1200年も前の平安時代の巨人空海の生涯を平易な文章によって書かれた人物記である。先に読んだ司馬遼太郎の「空海の風景」は作者の心象を文にした印象だが、今回の本書は史実に基づいた著作である。巨人、天才空海の生涯が遺憾なく描写され生涯を通じて求めたものそれが真理だった即ち密教・真言密教だ。真言密教こそが宇宙と人間を一体化し即身成仏へ至る理論だと。

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