月曜日, 11月 21, 2011

W・アイザックストーン著「スティーブ・ジョブズ」Ⅰ巻を読んで。

波乱万丈の人生の一語はこのジョブズの為にあるのか?と思える。ガレージからアップル社創設アップルコンピュータからマックを作りその後追放を受けNeXT社創立へさらにアニメーション作成会社ピクサーでのトイストーリーの爆発的ヒットと新しいものを創造する情熱は、自分の人生がそれほど永くないと感じていたからかもしれない。ジョブズの人生は、養子となった境遇がトラウマとなり彼の駆け抜けた人生の背後に常にあった。しかし養父ポールとのガレージでの自動車の部品を買い集め中古車を解体組み立てする作業は、後年ジョブズにかなりの影響を与えたと思える。彼は後年離婚した妻がかたったように一種の精神障害者だったようだ。伝記を読むと感情の起伏が激しく陶酔・倒錯を繰り返し新しいものの創造へと突き進む非凡な才能はまさに天才児ジョブズそのものだ。若いころヒッピーから日本の仏教禅との出会いインドを旅行したりした。禅に傾倒しそこから単純で美しいもの魅せられた東洋思想は、ジョブズの一貫した物つくりに生かされている。シンプルで美しいMacやiPHONE,、iPOD、iPADを生み今私たちがそれらを使える。

月曜日, 11月 07, 2011

P・Gウッドハウス「ジーヴスと恋の季節」を読んで。

ウッドハウスのジーヴスシリーズは、過去3冊読んでいる。今回は、4冊目の「恋の季節」だ。展開は複雑だが、相変わらずジーヴスの軽快な頭脳は健在だ。ユーモア小説の再高峰とされるウッドハウスが1940年代後半つまり戦後著した由。英米国ともに、ウッドハウス協会なるものがあるとは面白い。