IT社長の徒然日記
創業以来30数年、読書を通して思うことを日記として記していきたいと、思いました。オーディオ、ジャズ、ゴルフ、海外旅行、酒その他諸々について。
水曜日, 9月 18, 2013
江戸末期から明治初期にかけての幕府及び政府管轄の鉄山つまり鉄鉱石採掘の山を回る歴史的秘話である。場所は、現群馬県甘楽郡下仁田町中小坂を中心に南牧村の砥沢の砥石やら官営富岡製糸場などと随所に地名が出没する。鉄山という歴史的場所を無味乾燥に終わらせない作者の工夫は面白く辺境の歴史的史実を確認することができる。
歴史と科学とサスペンスを融合させたスケールの大きな推理小説だ。この域を逸脱している感さえある。マギの聖骨を回る知力と戦闘は、ダン・ブラウンを凌ぐ傑作である。非常に面白く読んだ。
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