火曜日, 10月 28, 2014

幼くして九州の小藩から上杉藩に養子に来た治憲、世継ぎとして藩主となって疲弊窮乏した藩の財政と藩民の心を再生させる数多くの事業を展開すると言った上杉鷹山の人生を語る歴史物語だ。治憲が目指す真の意味での改革とは?藩民への深い愛情と部下への思いは、現代に通ずるものがあり、何故この時代にこのような理念が彼に備わっていたか不思議な思いである。


水曜日, 10月 22, 2014

ホックの名作短編集だ。時は20世紀初頭米国田舎町に開業した医師サム・ホーソーンによる密室殺人やら様々な事件を解決するといった回顧編で、気軽に楽しめるミステリーだ。


主人公澪の大阪の幼年期から江戸での料理修業を描いた物語だ。取り巻く江戸庶民の人情味溢れる環境の中で腕を上げていく澪の純粋で直向きな生き様は感動に値する。


月曜日, 10月 20, 2014

罪を着て、幽閉されかつ切腹して自害する期限を定めらた武士の生き様を村の情景、村の人々、家族そして監視役として派遣された武士の眼を通して、人の死を描く傑作だ。


貧乏な下級藩士の悲喜交々とした人生の中に光る諦念というか読者の感じる郷愁ノスタルジーを見事に表現した短編集だ。うだつの上がらない下級藩士と藩の命により果たし合いを余儀なくされる心の葛藤が目に見えるようだ。


木曜日, 10月 16, 2014

主人公二人、大都会に生きる青年と少女、孤独と寂寥に苛まれつつ人生を夢見る二人の出会いから終末の事件までを描くミステリーだ。評価は、★★。


火曜日, 10月 14, 2014

戦前へタイムスリップするといったミステリーだ。柿本人麻呂の謎を絡めた殺人事件を回り、事件を解明すべく一人の青年が活躍する。しかもタイプスリップした折口信夫は実際に生きた作家という著者初期の江戸川乱歩賞に輝いた作品で、面白い。星は★★★だ。

火曜日, 10月 07, 2014

読後の何というか清涼感に満たされる。ノスタルジックな情景描写に連想される透明な空気感が、心の底に漂う感がする。3人の武士の連綿と続く友情といつまでも心に残る淡い情念この見事なまでの描写は秀逸だ。


日曜日, 10月 05, 2014

著者は、東大航空学科卒ということで流石に航空爆撃機についての詳細な情報は半端で無い。自衛隊に納入されたTF-1爆撃機と航空機メーカを回る殺人事件は面白い。★★だ。


木曜日, 10月 02, 2014

戦後混乱期に刺青を回る殺人事件が連続で発生する。主人公の若い医師と警視庁の課長が取り組み解決に挑むが、アリバイと殺人の動機がどうしても掴めない。そこへ戦地から帰還した神津という青年が難事件の解決に挑む。プロット的にも面白くできたミステリーだ。★★★だ。


日曜日, 9月 28, 2014

非日常的日常がそこにありかつ生があり、その延長線上に死が存在する。読み進めていく中で、まるで村上氏の作品を読んでいるような気持ちになれる本だ。

火曜日, 9月 23, 2014

江戸末期、直心影流尚武館道場主の坂崎磐音を主人公と道場の門弟らが繰り広げ或いは遭遇する様々な計略・事件を描いた一大物語だ。


月曜日, 9月 22, 2014

多重人格精神障害者との恋をテーマに進展する物語。精神障害者と健常者との境界ボーダーは、恋愛対象となると全く差異はなく進展する。


月曜日, 9月 15, 2014

ある日、サンチャゴ老人はいつもの通り沖に漁に出掛けた。大きな魚が網にかかり格闘しながら沖へ帰ろうとするが、その途中で何度もサメに襲われ尾ひれと頭を残して全て食いちぎられてしまう。一人困難な状況の中で屈強な精神で戦う老人の姿は、報われない労苦を強いる我々の人生しかりかと。


日曜日, 9月 14, 2014

ボブ・リー・スワガーなるスナイパーを主人公にベトナム戦争での活躍米国とソ連の秘密諜報員間の戦闘と本ミステリーのプロットは、巧みであり複雑だ。ライフルと人生を共に真摯に生ける主人公のスナイパーの活躍は前回読破の極大射程とともに面白い。★★★だ。


日曜日, 8月 31, 2014


ウェディングプランナーのジャックリンが所属するプランナー会社のプレミアのクライアントの殺人事件を契機に物語は進展し、エリックという刑事との恋愛を含めて捜査が進展してゆく。ミステリーのプロットおよび出来はいまいちの感がある。評価星★★二つだ。



奇想天外な状況設定に唖然とするが、中身は一人の女性図書館隊員を巡り様々な事件の渦中で奮闘するといった筋書きだ。図書館の自由を堅守するという隊員たちの活躍や奮闘が主題で、題名からしてもう少し面白さが欲しいとことだ。


月曜日, 8月 25, 2014

ベトナム戦争を経験した孤独な名ライフル射撃主ボブとFBI捜査官ニックが繰り広げる大統領銃撃事件、CIAを絡めた複雑な人間模様と痛快とも思えるプロットは読者を魅了する。
星は、★★★★だ。


火曜日, 8月 12, 2014

ある日、二流小説家と自称するハリー・ブロックの元へ死刑囚から伝記の依頼が舞い込む。物語は展開し、新たな連続殺人事件も発生し孤軍奮闘するハリーの悲しくも可笑しいミステリードラマだ。


金曜日, 8月 08, 2014

まさにお手軽ミステリーといった感じだ。短編集だ。大学教授湯川が警視庁に捜査協力しミステリーを解決していっくといった件だ。私の評価は★★だ。