日曜日, 8月 16, 2009

エラリー・クイーン著「オランダ靴の謎」を読んで。

この著作は1931年の発刊であると、昭和7年の戦前のものである。この推理小説は、オランダ病院という院内での殺人事件をエラリーが謎をといて行く探偵小説である。既にこの時代に活躍していた日本人端艇小説家として横溝正史や江戸川乱歩らがあったと記憶する。初めて翻訳されたこの「オランダ靴の謎」は前者の日本人探偵小説家にとって衝撃的であったと解説してある。
読んでみて、ほとんど現代にも通ずるし古さを感じさせないトリックである。中篇には犯人探しを読者に挑戦する章もあったりして興味をそそられる。

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