今月は、エラリー・クイーンで終わってしまいそうだ。今ジェフリー・ディーヴァの最新作「ソウルコレクター」を併読中である。ニューヨークの有名ホテルの豪華な一室で、中国帰りの富豪が殺される。乗り気でなかったエラリーもやがて事件解決に望む。今までのクイーン作とはひと味違う感じだ。なにかわくわくさせるものが無い。
月曜日, 11月 23, 2009
月曜日, 11月 16, 2009
エラリー・クイーン著「シャム双子の謎」を読んで。
またまた、クイーンのミステリー1930年前半の著作だ。クイーン父子が休暇でニューヨークを離れ山中を愛車デューセンバーグを駆り走行中山火事に遭遇し、山頂へと追われ行き止まりにある一軒の家に助けを求める。この家は著名な医学博士の研究所兼自宅であった。博士が殺される。そしてまた弟の弁護士も殺され、クイーン父子は窮地に立たされる。本題のシャム双子を絡めて謎はますます深まり、犯人の特定が困難にしかし結末は、単純で密室殺人特有のトリックはない。評価の分かれる書である。
日曜日, 11月 08, 2009
エラリー・クイーン著「フランス白粉の謎」を読んで。
今月も、まずクイーンの作からだ。とある百貨店で殺人事件が起こった。クイーン警視と息子のエラリーが捜査にあたる。名声を得てから、2作目だという。ストーリーは、単純だが読者を悩ます様々な物的証拠を提供しつつ読者に挑戦するクイーンの姿勢は、これまでの著作と変わらない。これらのプロットを押さえつつ、創造的推理による連鎖を紐解く著者の類い希なる頭脳にただ感心するばかりである。
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