著者は、ロングテールを提唱したアンダーソンだ。フリーという内容は、「自由」と「ゼロ」との意味があるという。著者は、アトムの世界とビットの世界を分けて解説する。ビットの世界では、既にフリーソフトウェアつまりオープン・ソフトウェアに始まり、ファイル交換など定着している。今後のビジネスモデルとして、如何にフリーを組み込むか。フリーと有料のハイブリッドなど数々のビジネスモデルを紹介している。ビットの世界では、現在希少価値を有している商品でも、コモディティ化により限りなくフリーつまりゼロに近づくという。またビットの世界とアトムの世界との融合化したビジネスモデルも考えられる。本書を読んで、オーダー対応のソフトウェアの開発納品を生業としている我が社にとって、フリーとの付き合いは今後のビジネスモデルにとって重要な課題となると思う。
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