水曜日, 2月 09, 2011

ドストエフスキー 著「カラマーゾフの兄弟」中巻を読んで。

第二部の後半から第三部の始めにかけてが中巻だ。ゾシマ長老が、遂に旅だった。皆が期待した奇跡は、起こらないばかりか長老の遺体は腐臭を放ち、人々を限りなく落胆させるに至った。そして、ミーシャは、恋慕するグルーシェニカを巡り対立する親父ヒョードルを手に掛けた。ミーシャの殺人に至る心理描写は、「罪と罰」でも展開された迫力あるのだ。この巻で、兄弟3人の性格がほぼ判ることになる。無神論主義者のイワン、神を至上とするアリョーシャそして、自己の欲のために殺人まで犯すミーシャと三人三様の結末は如何に?

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