IT社長の徒然日記
創業以来30数年、読書を通して思うことを日記として記していきたいと、思いました。オーディオ、ジャズ、ゴルフ、海外旅行、酒その他諸々について。
金曜日, 1月 29, 2016
流人となった頼朝は、伊豆に流され蛭ケ小島に蟄居となった。伊藤祐親の娘八重との恋慕の上千鶴丸を授かった頼朝だったが、祐親が今日より戻り激怒の上幼子を殺害した。頼朝は這う這うの体で北条時政の館に。。京からの流人の僧文覚上人の智も頼朝には徐々に勇気を持ち上げさせてくれた。北条館での姫政子との恋はどうなるのか?。
水曜日, 1月 27, 2016
十三歳にて初陣となった平治の乱、平清盛を討つべく戦に臨んだが兄弟さらに親である義朝までも討たれた。頼朝は一人逃れて京の都へと。
主人公料理人澪を取り巻く人々の人情と彼女の懊悩を具に描写し、江戸風情と合わせて読み手を翻弄する何とも面白い「みおつくし料理帖」シリーズだ。いよいよ、澪は自身の料理人として生きる道を決定した。
土曜日, 1月 23, 2016
学校で虐めに会い、半ば自閉症気味の中学三年生の息子を持つ家庭である日殺人事件が起こる。息子が七歳の少女を殺害したのだ。家庭を帰り見ず仕事一筋の主人昭夫の苦悩とその妻認知症とも思える母を抱え殺人事件をでっち上げるが。家族とは何かを問う作品だ。
水曜日, 1月 20, 2016
みおつくし料理帖シリーズ。澪と芳そしてつる屋で働く面々に起こる難題を解決してゆく心根に思わず心を打たれるそんな小説だ。生きてゆく、また生きるとはを切なくも考えさせる書だ。
みおつくし料理帖シリーズだ。過去4、5冊は読んでいるだろうか?澪が働く料理屋「つる屋」を舞台に展開する。匂いも味も感じなくなった澪を苦難、助っ人料理人又次の死と、ハラハラさせるプロットは最後までページを繰らせる力がある。
火曜日, 1月 19, 2016
短編小説集だ。ライトミステリー的な設定だ。古書店主イワさんと孫の稔が絶妙な関係を描きながら事件の真相に迫るという設定だ。プロット的にはあまり面白みに欠けるが、彼ら二人を中心とした人間ドラマという印象だ。実に繊細な感情の機微が描写されていてまさに宮部ワールドだ。
土曜日, 1月 16, 2016
ある重大事故により脳を損傷した青年成瀬が辿る数奇な運命を描く物語。脳移植により完全に復帰したと思われた青年、しかし移植されたのは殺人犯京極の脳片だった。徐々に元の自分の感性と違った方向へと。苦悩する青年を通して作者は生きるとは何かを問いかける。
水曜日, 1月 13, 2016
本所七不思議と言われる命題から七つの短編を収めた本書は、著者の時代小説でありミステリーでありかつ嬉々とした文章の巧みさ性格描写の巧みさを持った、吉川英二文学賞に輝いた作品である。
月曜日, 1月 11, 2016
江戸は、家斉の町人文化が花開き人々が暮らす町で発生する殺人事件を捜査する町方定廻り同心、鵜飼伝三郎と共に捜査にする美人おゆうの活躍を描いた物語だ。おゆうこと優佳は、現代社会に住むOLだ。ふとしたことから、二百年前の江戸時代へのトンネルを見つけ出し、時空を超えタイムトンネルを通り、江戸へまた現代へと戻ることができるタイムトラベラーだ。そんなおゆうが、江戸で起きた闇薬・阿片をネタに悪だくみを企てる薬やそれを取り巻く悪人たちをお縄にするといった痛快ライトミステリーノベルだ。
金曜日, 1月 08, 2016
徳川の大名屋敷から飛び出し町方同心として柳生新陰流の名手、竜之介が活躍する物語だ。江戸町人の生活に徐々に慣れ親しみ、同心として悪を退治するといった物語だ。
木曜日, 1月 07, 2016
下巻も700ページを超える大作だ。上巻で連続誘拐殺人事件の犯人は、既に判明しているが、下巻は犯人を取り巻く遺族やら刑事やら様々な関わり合いのある人間の心理描写に充てられている。こういった作品は、ディーヴァーのミステリーみたいな面白さには欠けるが、最後までページを繰らせる迫力を持っている作品だと思う。
火曜日, 1月 05, 2016
連続誘拐殺人事件を起こしたのは、幼馴染みの二人の青年だった。とりわけその一人、栗橋浩美を巡り関わりあいのある人間との心理描写を本当に細部に渡り記述してゆく作者の筆致は絶妙だ。700ページを超す大作だが、まだ上巻だ。
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