ディケンズ著「デイヴィッド・コパフィールド」第四巻、愛しのドーラとの結婚も果たし幸せな生活を営んでいるコパフィールドの身にすぎ次と襲い掛かる不運、妻ドーラの死友人ステアフォースの死そしてハムの死とこの上なく不幸の連鎖の中で翻弄されてゆくコパフィールド、人生とはかくも惨い試練を神は与えるものだと。しかし一方でヒープを追放しアグニス一家を救い、他方では物書きとして徐々に名声を博してきたコパフィールド、遂にアグニスとの結婚を成就させ平穏で幸福な時をもてるようになった。人生の感慨と作者の心理描写の巧みさに拍手。
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