須賀しのぶ著「革命前夜」、19世紀後半1989年ベルリンの壁崩壊前の東ドイツドレスデンに留学した日本人学生眞山は、学生仲間らと共に一心に音楽就中ピアノのレッスンに明け暮れる毎日だ。この時期の東独はシュターゼという国家保安院さらに一般民衆による告げ口による徹底した西側の思想取り締まりに躍起となっていた。眞山は気づく過酷な社会でも民衆の生きる力は即音楽そのものの力であると。音楽と人生と社会をテーマに少しミステリーも含む傑作だ。
木曜日, 11月 28, 2019
登録:
投稿 (Atom)