火曜日, 9月 28, 2021

橘玲著「ダブルマリッジ」、桂木憲一は会社での移動でフィリピンはマニラに数年間滞在中に出会ったマリアと結婚し子供までがいたことを知り、さらに戸籍謄本が書き換えられその子供ケンまでもが載っていた事を知った。本書の物語はここから始まった。現在の妻とは当然発覚してからは疎遠になり娘の茉莉愛にまで疎まれる存在となった。弟が居たという事実を知った茉莉愛は必死になって捜索し突き止めさらにフィリピンまで行って父憲一と結婚していたというマリアを突き止めた。フィリピンには日本人の父を持ち今でもスコーターというわれる貧民街スラムで暮らす子供が十数万人いるという現実をこの小説が突き付けている。

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