月曜日, 5月 29, 2023

今野敏著「任侠シネマ」、任侠シリーズは2作目で、前回読んだのは銭湯再建で今回は何とヤクザと関連ある映画館の再興だ。例によって親分を中心に代貸の日村を取り巻くのは健一、稔、テツらのメンバーで今や昔の面影もなく至って真面目だ。ある切っ掛けで映画館の再興の話が出て、親分は例のお節介な気分が本気にさせ再興に真面目に取り組む様子だ。映画館の入る社屋の売却に画策する不動産屋、族議員との繋がるコンサルそれらを相手にしても一向に怯まない親分、そして千住シネマは再興の手掛かりを掴んだ。この任侠ミステリーシリーズの面白さは格別である。

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