笹沢佐保著「天鬼秘剣」、若狭湾の近くの山に住んでいた青年は近くの村では鬼と呼ばれていた図体はでかく顔は赤黒くまるで確かに見た目まさしく鬼のような相貌であった、青年は伊藤一刀斎という剣の達人と一緒に住み日々剣の研鑽に精進していた。青年は17歳の時に日本海の砂浜で一刀斎に拾われ育てられたという過去を知っていたがその出自は自分では一切記憶が無かった。29歳になり鬼は一刀斎に海渡天鬼と命名され一人武者修行に出かけ各地で事件に向き合う、そして熊本に渡った時に遂に自分の出自が判明する、彼は日本海の荒波台風の時沈没したイスパニア船に乗船していたイスパニア人の青年だっという落ちである。