金曜日, 2月 28, 2025

笹沢佐保著「悪魔の沈黙」,父親に頼まれたゴルフクラブを届けるべく八王子郊外にむかったのだが、そこで道に迷い女子高生二人に金をせびられた必死になって若原絵里子はクラブを振り回し二人を殺害したと思った。それを見ていたと思われる男に拾われ自宅まで送ってもらう。数日後にその男に声を掛けられ彼のマンションへとそして肉体関係を強制され二人は結合する。著者の本領発揮的な官能ミステリーだ。ただそこには人間不信と人生の孤独が見られるまさに傑作だ。
江戸期には北と南町奉行所に定廻り同心は十二名いたというその定廻り同心を1名ずつ取り出し6話からなる時代ミステリーである。面白く読ませてもらった。
笹沢佐保著「女神の雪降る夜に死す」,幸せの絶頂にあった二人の男女が女神湖畔で殺害された恵美の友人だった、さらに殺人が続く恵美は推理力を発揮して事件解決へと邁進する。何の物証もない殺事件からの解決へと導くその過程を存分に楽しめるミステリーであった。
笹沢佐保著「なめられた女」,ある日弁護士一家座間家に一人の中年の女が転がり込んで来た佐竹律子と名乗った。座間家の長女麻紀は強烈な不快感を覚え父の弁護士事務所の若手弁護士の若林に相談し律子なる人物の調査を開始するそこで判ったのは母芙美代と律子との関係だった。些細な動機からミステリーに発展させる著者の天才的思考には驚愕させられる。
笹沢佐保著「悪魔の剃刀」.先端企業のWHM社の課長代理が死亡した専務から真相究明を指示された海老沢は真相を求めて右往左往するが杳として真相に近づけない日々を送る。そして課長代理を慕う女性の白骨死体が発見される。名探偵登場というミステリーでもなく一介のサラリーマンを主人公とした推理小説は面白い。
東野圭吾著「11文字の殺人」,女流推理小説家に纏わる不可解な連続殺人事件に翻弄れる彼女は一体解決をできるのか?スポーツジムを経営する社宝の提案で企画されたクルーズ旅行で遭難という事態に直面し海に投げ出された乗客は泳いで島にたどり着いたしかし参加者の一人が死亡したことに始まる連続殺人事件愛する人を亡くした喪失感と恋人を殺された犯人に対する 憎悪それが引き金となり復讐に燃える女性の究極の愛と報復。
笹沢佐保著「遙かなり蒼天」,短編集である。様々なシチュエーションと卓越せるプロット著者ならでは落ちと非常に面白く読んだ。
笹沢佐保著「破壊の季節」,有名大学へ入学した3人の兄弟と絡む女性、そして世の中は大学闘争で全共闘が活躍していた。長男のフィアンセ芙美代は長男裕一と結婚する筈だったが次男裕次に関心を持ち彼が殺人を漏らした言葉を聞き動揺し真意を探ろうと腐心した。そして何と兄弟3人は次々と死んでゆく。
三木達二の残した遺産は土地建物及び有価証券t合わせて30億円にもなる、この遺産を妻と三人の子供そして達二の愛人に生ませた子供がいて一人された弁護士北原が仕切っていた。莫大な遺産を巡る対立は徐々にエスカレートしていく血縁を織り交ぜ意外な展開へと。

木曜日, 1月 30, 2025

笹沢佐保著「悪女木曜日に死す」、 氷川香奈子は優雅な独身で一人逗子の高価なマンションに住んでいるTVプロデューサーの阿久津和哉とは友人である時脚本の依頼を受け彼女が作成した悪女シリーズが大幅な視聴率を稼ぎ出し評判になった。それから彼女の友人さらに彼女まで運命に翻弄される。
笹沢佐保著「志に死す」、何と豪華な小説家5による珠玉の短編集である、笹沢佐保を始め池波正太郎、藤沢周平、菊池寛、さらに山本周五郎である。男の悲しき生態を描いた感慨深い作品である。
笹沢佐保著「残り香の女」、 まず、物語の設定が破天荒である、10年前ユダヤ人から奪ったダイヤモンドその額は30億円だという。このダイヤを九州鹿児島の地下金庫へ10年後にここへとりにきて分配するという計画を立てていた。そして実際に来た5人だった。そこから東京に戻る途中次々と一人づつ殺害されてゆくといったストーリーである。
笹沢佐保著「危険な関係」、住宅会社に勤務する小利根志郎五十六歳は地方の会社に左遷され人生を見失っていたタクシーに起き忘れた自叙伝の原稿を届けてくれたのは私立女子高校生の花村絵美子だった。図らずも彼小利根はヨーロッパ旅行を計画していたそれに絵美子も同道することになった。38歳も年齢差のカップルであった。彼にはドイツフランクフルトでの家族の再会を希望していた。旅行中での彼の懊悩は頂点に達した、絵美子の直向きな愛に向くいる決断をした小利根であった。
笹沢佐保著「静かなる刑事」、久我山警察署に勤務する刑事を一人一人取り上げ事件の解決へ奮闘する姿を簡潔に物語にする短編集である。どの編も面白く読みました。
笹沢佐保著「ガラスの線路」、妻の花代は平行恋愛として二人の男と不倫していたその交際はまさにセックスフレンドとしだった。夫はフランクフルトへの出張中だった、それを好機と捉え合いも変わらず不倫を続けていた。突然不幸は襲いかかった不倫相手の一人の妹が殺害された事件で犯人が判明した、花江の夫だった。
笹沢佐保著「真犯人」、5編からなる短篇集である、様々な状況を含む発想とプロットそして最後の落としどころやどんでん返しが何とも言えないくらい絶妙である。このようなミステリーを前提とした短編集も非常に楽しく読める著者の作品である。
笹沢佐保著「溺れる女」、11編の短篇集である、各々の作品は可也の短いものもあるが全体としてミステリー感がありそのプロット、シチュエーションそして人間の心理描写といい特に女性への深い理解は著者の18番だ。
笹沢佐保著「愛姦の道」、白妙夫妻は新婚で幸せの絶頂にあった、そんな中でテレビ番組に二人で出演したことから青森のSOと名乗る人から君たちは兄妹であり直ぐに別れるべきだとの手紙だった。二人は手紙の内容に翻弄されまずは青森へとさらに神戸と真相究明の旅は続く。そして最後の旅となる三宅島へそしてどんでん返しが待っていた、女性の心理を深く理解する著者ならでわの傑作だった。
笹沢佐保著「悪魔の密会」、12編からなる短編集である、かなり短い短編もあるがそれも読んで面白いそこには独創的と思わせるシチュエーションがあり、卓越したプロットがあり人間がいて人生を考えさせてくれる面白さがあった

日曜日, 12月 29, 2024

笹沢佐保著「多重人格」、本書も4編からなる短編集である、どの編も素直に面白い独創的なシチュエーションにプロットさらに最後に読者を唖然とさせるどんでん返しそしてそこには常に人間がいるさらに人生がある。