金曜日, 11月 28, 2008

シドニー・シェルダン著「天使の自立上下巻」を読んで。

離婚した弁護士である父親の下で暮らした少女ジェニファー・パーカーは、父の死後ニューヨーックへ、後の数奇な恋愛を交えた運命は読者を引き込み著者の器の大きさを物語っている。ニューヨーックを取り仕切るマフィアの親分後に大統領となる弁護士とそれぞれの恋愛の機微を作者は女性作家なみに実に細やかに描写しているのに驚嘆する。上下巻合わせて800頁にものぼる長編大作であるが次々と頁を捲りたくなる面白さはシェルダンならではであると感ずる。

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