金曜日, 11月 28, 2008

茂木健一郎著「思考の補助線」を読んで。

筑摩書房のPR紙に2年間に渡り連載したエッセイを纏めたものであるという。著者はテレビでおなじみの脳科学者である。脳科学者となる経緯と「世界を引き受ける」という知的野望を持ち様々な事象に対して真摯に対決する姿勢が面白い、物理学に始まり宗教学までの広範囲な洞察は、作者の苦悩と知的好奇心それは作者の知の遍歴とも人生とも共通するものがあると思う。この本の中で学ぶべきことは、考えるということ、それは人間に与えられた唯一の快楽であり力となるものだ。

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