月曜日, 6月 22, 2009

旅名人編集室/JHC編「アジアのゴルフ場 東南アジア編」を読んで。

東南アジアのゴルフ場を紹介している本だ。思えば、海外でのゴルフ場も意外と同じ場所に行っているなーと。タイは何度も行っているが、殆どプーケットが主でバンコク、パタヤが一度ずつ、バンコク近郊ではグリーンヴァレーとセイアムカントリーでパタヤではバンプラへ一泊し2ラウンド、プーケットではプーケットカントリ、バニヤンツリーを4ラウンドずつと。北都チェンマイでは、グリーンヴァレーとランプーンをそれぞれ1ラウンド。
最近は、マレーシアボルネオ島へ2度、ボルネオカントリーは海に面した思い出に残るゴルフ場で2ラウンド。ステラハーバーホテルの庭のゴルフ場を2ラウンドそして可成りタフなダリットベイ1ラウンドと。
インドネシアバリ島では、バリゴルフクラブとバリハンダラ廣済堂を2ランドずつ。ジャカルタ近郊には行ってない。
次は、ベトナムとフィリピンのゴルフ場を訪ねてみたいと思う。

土曜日, 6月 13, 2009

エラリー・クイーン著「ローマ帽子の謎」を読んで。

著者の作品は、「Xの悲劇」に次いで2作目である。本書は、著者の処女作で1929年の作だと。劇場で起きた殺人事件を契機に、クィーン警視とエラリー父子の捜査が展開する。犯人特定までのロジックというか展開は、処女作だけあって、かなり綿密周到に準備された感はあるが、すこし力が入り過ぎて冗長性は否めない。しかしこの年代の日本の推理小説界を考えると、このエラリーの小説は多いに刺激を与えたと思う。この時代我が愛する江戸川乱歩は何年に読んだのであろうか?そしてどんな衝撃を受けたのであろうか。

土曜日, 6月 06, 2009

綾辻行人著「十角館の殺人」を読んで。

作者のものを読むのは二作目である。「館シリーズ」である。処女作であるという。かなり練られたトリックで読むものを飽きさせない。伏線が多様に展開し読みながらの犯人の特定は難しい。中村清二なる異様な建築家による異様な建物・館の中で、次々と起こる殺人事件、愛するものを殺された犯人の執拗な復讐劇が展開される。奇妙な館、鬼才の建築家及びその兄弟と娘に纏わる秘話と。伏線の多様性を見事に纏めた本格的推理小説だ。