IT社長の徒然日記
創業以来30数年、読書を通して思うことを日記として記していきたいと、思いました。オーディオ、ジャズ、ゴルフ、海外旅行、酒その他諸々について。
土曜日, 6月 13, 2009
エラリー・クイーン著「ローマ帽子の謎」を読んで。
著者の作品は、「Xの悲劇」に次いで2作目である。本書は、著者の処女作で1929年の作だと。劇場で起きた殺人事件を契機に、クィーン警視とエラリー父子の捜査が展開する。犯人特定までのロジックというか展開は、処女作だけあって、かなり綿密周到に準備された感はあるが、すこし力が入り過ぎて冗長性は否めない。しかしこの年代の日本の推理小説界を考えると、このエラリーの小説は多いに刺激を与えたと思う。この時代我が愛する江戸川乱歩は何年に読んだのであろうか?そしてどんな衝撃を受けたのであろうか。
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