木曜日, 3月 25, 2010

野村総合研究所著「これから情報・通信市場で何が起こるか」を読んで。

この本を読んで、一般に言うところのIT関連の市場の巾の広さにびっくりする。ブロードバンドから携帯情報端末、家庭や介護用のロボットまで実に広く内容が濃い。世界市場及びその地域の慣習・特性と経済状況によってもITかの進捗が異なる。高速低価格通信を介しての音楽・映像の結びつきは、現在の様々な市場及び分野で変革が起きている。ネットに広告費を奪われる放送局、今やPCやネットブックの製造組み立てはOEM、ODMを通して台湾メーカの独壇場となった。また携帯端末は日本市場では飽和状態に近くインセンティブ形式の販売方法は、一気に普及へと向かった。日本独自の端末通信方式による携帯端末は、優れた先進機能を有しているにもかかわらず、世界基準になってないなど問題も多い。2010年以降の情報通信市場はどのような方向に向かうのか?をこの本は示している。私の興味は、携帯情報端末を使用したビジネスソリューション、そして革命的ともいえるSaaSクラウドコンピューティングが、日本の風土とどのようなマッチングと進化を図るのか?

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