土曜日, 9月 02, 2017

藤沢周平著「一茶」、俳人一茶の人生を描いた書だ。赤貧の中でも執拗に句を作り続ける情熱は何処から来るのか。生涯を貧困と隣り合わせに暮らした一茶はまた生涯二万句を作ったといわれる奇人天才だ。江戸から長野は信濃町の辺鄙な雪深い村に余生を求めた一茶、著者が書く一茶像は世間一般人の一茶そのものでその人生の機微が伺われて、人生とは?と考えさせらる物語だ。

0 件のコメント: