火曜日, 1月 29, 2019

山崎豊子著「不毛地帯 5」、遂に最終巻である。シベリア抑留時代の不毛とそれに次ぐ砂漠の中での石油採掘の赤い不毛地帯と膨大な取材資料もとに構成されたサスペンス的要素を存分に盛り込んだこの小説は圧巻である。作者が描きたいと思う日本人、つまり主人公壱岐正の男としての日本人としての生き方に誰しも感銘を覚えるに違いない。

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