山崎豊子著「沈まぬ太陽 二」,テヘラン赴任を受諾し現地に赴き、総務主任として業務に当たる恩地は絶望の中でも精一杯の努力を続ける毎日だった。家族を呼び寄せ生活が始まった。そんな中でさらに恩地を襲ったのはアフリカ大地のケニアへの赴任要請だった。どこまでも痛め付けられ僻地から僻地へと転々と振り回される生活に孤独と絶望を禁じえなかった。そに間に二度も海外で航空機事故を起こした国民航空への批判は強く、国会の場で社長および現組合委員長同席の元で尋問聞き取りが行われ、その席で沢泉委員長は恩地に対する会社の不当人事を指摘した。遂にアフリカを離れ帰国することが叶った。
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