アルネ・ダール著「時計仕掛けの歪んだ罠」、スウェーデンはストックホルムの犯罪捜査犯の警部サム・べリエルは、少女連続誘拐事件を捜査していた。有力な情報を基に踏み込んだが、もぬけの殻だった。そんな折スウェーデン公安警察の警部モリー・ブロームその捜査に当たっていた。二人は統合して組織を無視して捜査に没頭する。そこで浮かんだのは中学生の頃、いじめにあった男ヴィリアム・ラーションに思い当たり次々と困難を突破して漸く追い詰めた。長編ながら全編に緊張が漂いページを繰らせる力が漲っている、作者の力量を思い知らされる好著だ。
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