ブラッドフォード・モロー著「古書贋作師」、ニューヨーク東端の町の部屋で殺人死体が発見されたその死体はウィルの愛するミーガンの兄貴であった。父親は弁護士であり就中凄腕の古書コレクターだった。父親の影響からか早くから書に興味を持ったウィルは贋作師となった。同じ贋作師であるスレイダーという男は殺害されたミーガンの兄貴とは昵懇だった。その彼がウィルの回りに出没し彼を恫喝し苦しめる。そして最後に真相が明になるまさにどんでん返しだ。人間の心理の複雑さ紆余曲折する心、微笑と脅え相反する葛藤人間の全てを描く格好のミステリーだと思う。
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