木曜日, 5月 30, 2024

柚木裕子著「暴虎の牙 下」、様々な犯罪に手を染め20年という刑期を終えて出所した沖は再び呉虎会のメンバーを集め賭場を襲い現金を巻き上げさらにシャブの隠し場所を抑えて搔っ攫うという暴挙を達成した、しかし彼沖は収監された刑務所のなかでチクった元を赦すことはできなかった幼馴染の元を殺害した、さらに三島も殺害し広島を乗っ取る計画に向かい突進する。暴力に洗脳される沖の人生のなかで幼い時の貧乏と親父の無謀なふるまいの下で暮らした影響が如実に成人した沖の意識を変えた、非常に面白く読んだ。

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