杉浦日向子さんが、NHKの「コメディーお江戸でござる」の解説者としてドラマの終盤に登場し考証を含め軽快な口調で解説する江戸の庶民の生活は実に面白く見ていた。午後2時頃から3時頃、蕎麦屋でちびりちびりやるのが好きだと言う著者は、既にこの世にいない。多分江戸にタイムスリップして、裏長屋に住まい相変わらずちびりちびりやっているのであろうか。庶民の生活の時代考証は、様々な資料で知識を深めないとなかなか発見できないのではなかろうか。と思う。日本の本来のまた、日本人の庶民の生活ルーツというか規範が、この時代にあると、熟思う。
金曜日, 9月 29, 2006
水曜日, 9月 27, 2006
新・バンコク探検 を読んで。
バンコクというか、タイ人の「いい加減さ」が紹介されている。過去2回ほど、バンコクに立ち寄ったが、この本を読んで、バンコクの道路が、タノンという大通りとソイという枝の小通りに分かれソイとソイは連絡が無いというのも発見であった。道路事情から、バス、タイ料理、酒、そして夜のバンコクなど現地で生活していなくては、わからない情報が見つかる本である。
日曜日, 9月 24, 2006
階層別・江戸の暮らしがわかる本 を読んで。
町人から武士まで、階層別に江戸の暮らしを解説した本である。今まで読んだ「江戸」関係の範囲である。特段面白くはない。九尺二間の裏長屋住まいの江戸の一般庶民の暮らしぶりが、良くわかる。現代に照らしてみるに、様々な事柄が既に江戸で始まり行われていたことがわかる。世界屈指のクリーンなリサイクルを実践し、庶民の識字率は類を見ないほど高い日本が世界に誇るべき人工の都市であった。果たして、徳川家康はこの都市の発展を夢に見ていたのだろうか。
火曜日, 9月 19, 2006
江戸検定手習帖「江戸」のいろは 入門編 を読んで
江戸検定の入門編試験問題集である。11月に試験があると言う。問題はかなり、マイナーであり勉強しないと当然合格は望めない。江戸全般に渡る問題が出題されるようだ。
日曜日, 9月 17, 2006
夢のゴルフコースへ米西海岸編 を読んで。
伊集院静氏は、30年余のキャリアを持つゴルファーだと知った。この書を読んで一番の印象は、「羨ましい限り」の一言である。ゴルフコースとは、何であろう。自然条件と名設計家による芸術作品であると同時に、ゴルフを愛する人間の弛まないメンテナンスを必要とする、この意味でゴルフコースは生きているという。コースからの、「囁き」が聞こえてくるようになれば、一人前かも知れない。以前ロスアンジェルスにいったが、ロス周辺のコースしか行かなかった。この書で紹介している一番の印象に残ったのは、メキシコのロスカボスであった。サンディエゴのラコスタリゾートでゴルフを堪能し、ロスかボスへ向かうリゾートゴルフを満喫する旅を是非して見たいと思う。
金曜日, 9月 15, 2006
インドを知らんで明日の日本を語ったらあかんよ を読んで
1944年英国から独立以来、現代のインドは歴史的に壮大な実験をしているという。その理由は、過去の歴史上類を見ない実験とは、まずITがあって、その後にインフラ及び製造業を発展させて貧困を撲滅しようとする実験であるという。米国のアウトソーシング化しているインドは、数年後には米国の企業の下支え運命共同体としての国として位置づけされるであろう。民主主義と英語とITがインドを支える。それにしても、人口10億を超え中国と違い産児制限もなく未だに人口が増え続けているインドの未来はどんなことになるのであろうか。
日曜日, 9月 10, 2006
なぜウォルマートは日本で成功しなかったか? を読んで。
米国流通業界と日本の流通業界を対比させ、如何に日本の流通業の思想の「無さ」を確認させる。また西友と提携し、未だ成功しない「ウォルマート」の米国での戦略が日本のマーケットで成功しないか?やはり流通業での世界戦略の難しさを挙げる。日本のコンシューマ及びカスタマーは、やはり米国とは違う。サプライヤとの契約も異なる。さらに日本の階層とも違う。米国での流通業界とりわけ「EDLP」戦略を掲げる各会社は、日々イノベートしている。そしてコンシューマからターゲットをカスタマーに変更し徹底的な戦略を練る。SC、モールへの出店と業態品揃えを行う日本の各社は、米国視察参りをして外見だけ踏襲するこれは正に「物まね」以外の何者でもないと言う。
土曜日, 9月 09, 2006
おもしろ大江戸生活百科 を読んで。
著者の江戸の時代考証は、今まで読んだ杉浦日向子氏の江戸ものより更に細部に渡り考証を行っている。読んで見て、やはり杉浦氏のほんの方が面白いのは何故なんだろう。やはり若い感覚というか、時代考証が現代を元に行われているところにあるのかも知れない。
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