日曜日, 4月 15, 2007

あなたに不利な証拠として を読んで。

R・ドラモンドのこの小説は、2回目となった。読み進めていく中で、「サラ」の章でどうも以前読んだ覚えがあると思い、本棚を探したところやはりあった。作者は、女性制服警官の経験があるという。この本での事件に立ち向かう警察官そして生々しい犯罪現場の状況、死と生がいとも簡単にその境界を越えていく。人間の生とは何か?尊厳とは神とは何かと思わず問わずにいられない状況を作り出している。現実ともミステリー小説の中とも解らない状況だ。この本に人間の生と死が、紙一重で折り重なっている。

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