土曜日, 9月 10, 2016

ドン・ウィンズロウ著「ザ・カルテル」下巻、やはり「犬の力」の続編だった。2200頁にも及ぶこの大作は、メキシコとアメリカ政府との関係を含めさらにジャーナリズムへの攻撃など痛烈な批判を副次的に暗示している。メキシコでの麻薬カルテルの抗争、虐殺、腐敗、暴力、威嚇など人間が考えられるすべの悪行を軽妙なタッチで描く。ケラーとバレーラの果てしない戦いに要約終止符が打たれた。


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