IT社長の徒然日記
創業以来30数年、読書を通して思うことを日記として記していきたいと、思いました。オーディオ、ジャズ、ゴルフ、海外旅行、酒その他諸々について。
日曜日, 7月 02, 2017
黒川博行著「蒼煌」、
日本画家の京都画壇の絵師、室生が芸術会員選挙に立候補する。老画商殿村の参謀を得て金をばらまきながら選挙選を戦う。東京画談の画家や画商さらに政治家まで登場させ黒々とした腐敗の構図を大胆に描く。本物かと思うほどの迫力だ。室生の人間性や彼を取り巻く画家、画商と様々な状況をプロットしていて面白い。
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