水曜日, 12月 29, 2021

ケイト・モートン著「湖畔荘 下」、セイディの調査も佳境を迎え、ロンドンに住む作家アリスに面会しコーンウオールのローアンネスの屋敷の鍵を渡してくれたつまり調査しても良いと認めてくれた。屋敷に入り様々な手紙を繰るうちに段々と全貌が明らかになり、それまでの定説が覆った。当時の母親が愛人で庭師のベンと共にセオを匿ったという事実だった。そして終幕でどんでん返しが待っていた、セイディ叔父バーティこそがセオだったと。1930年代と現在とが交互に絡み合い交錯し登場人物の過去にも翻弄されながらの最後のどんでん返しは素晴らしい。

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