水曜日, 2月 28, 2024

笹沢佐保著「愛人岬」、大手ハウス建材メーカーに勤務する水沼雄介は次長としていた、一方同じ社に勤務する古手川香織とは愛人関係にあった、二人で水沼の新車に乗り京都丹後半島に向かった先で殺人事件が起きた。濃密な官能表現と揺れる香織の心の描写は流石である。プロットは平凡で最終的な結末も今一ながら読者を飽きさせない工夫が至る所に潜んでいる。

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