金曜日, 6月 28, 2024

桐野夏生著「柔らかな頬 上」、北海道の片田舎から東京へ家出して来たカスミは製版工場でアルバイトをしながらデザインやら会社の経理を学びじゃがて社長である道弘と結婚し女の子二人を儲け世間一般でいう平凡な暮らしを続けていた。石山という男は会社に仕事を持ち込んで来てくれる得意先だった、その石山とカスミは愛し合うようになった、不倫だった。石山の強い勧めで北海道支笏湖畔の別荘に二家族で夏に出掛けた、そしてカスミの長女有香が失踪して行方がわからなくなり必死でカスミは探したが、行方は用として不明で早4年を迎えカスミの家庭も石山の家庭も崩壊したが、毎年8月11に娘が失踪した日には北海等にやって来ていたカスミは元刑事の内海と知り合い一緒に娘を探すことになった、内海は胃がんを患い余命いくバクという元刑事だった。

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