IT社長の徒然日記
創業以来30数年、読書を通して思うことを日記として記していきたいと、思いました。オーディオ、ジャズ、ゴルフ、海外旅行、酒その他諸々について。
月曜日, 10月 05, 2009
アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」を読んで。
1930年代、つまり戦前のミステリーになる。過去裁かれることのなかった犯罪を殺人を犯した10人が、絶海孤島に集められる。その邸宅に集められた10人の犯罪が、LPプレイヤーから流される。そして殺人劇が幕を開け、次々と殺される。10人の心の葛藤や互いのプロフィールが、徐々に明かされ、そしてまさに、誰もいなくなった。古典的ミステリーとして出色の出来だ。読者を一気に最終章に引き込む魅力を備え、古典としてこれからも引き付けてやまないだろう。
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