IT社長の徒然日記
創業以来30数年、読書を通して思うことを日記として記していきたいと、思いました。オーディオ、ジャズ、ゴルフ、海外旅行、酒その他諸々について。
月曜日, 10月 05, 2009
中村八洋著「地政学の論理 拡大するハートランドと日本の戦略」を読んで。
懐かしいというか、1970年代後半倉前盛道の「悪の論理」を読んで以来30数年ぶりになる。読み始めて著者の巻末のプロフィールを確認するほど、右翼的過激な文章に辟易する。著者の根底にある論理は、マッキンダー及びスパイクマンの地政学のものだ。ロシアをハートランドとし、周辺の国家をリムランドと呼称しハートランドに対して如何に防衛するかを説く。50年も前の地政学の理論を持って、現状世界の戦力構造を分析し、政権交代に酔う日本に痛烈な批判と警告を発する。何故か現状と遊離している感は否めない。
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