火曜日, 10月 13, 2009

ガストン・ルルー著「黄色い部屋の秘密」を読んで。

著作は、1907年刊行とある。まさに100年、世紀を超えて読み継がれたミステリーの名著に恥じない珠玉の出来だ。事件はパリ郊外の城の一角にある物理学の研究部屋である「黄色い部屋」で、著名な学者の娘が襲われることから始まる。この事件に若き新聞記者が派遣され、事件の謎を解明しようと懸命になって知人の弁護士と取り組む、そしてその件は少々冗長さを伴い読者を疲労させるが、後半は一気に読破せずに居られぬ状況にされる。現代のJ・ディーヴァーおも彷彿とさせるローラコースター的どんでん返しは、見事である。

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

ルールタビーユのように世田谷事件を解決してください