火曜日, 1月 03, 2017

池井戸潤著「ようこそ、わが家へ」青葉銀行から執行となりナカノ電子部品の経理部長として倉田太一は赴任する。ある日、混雑した電車に人を跳ね除け乗車して来た若い男に憤り捕まえ文句を言った。その名も知らぬ若い男からの執拗なストーカ行為と嫌がらせを次々と受ける倉田の家族であった。会社では、営業部長間瀬との確執そして不渡り手形を受け取るといった会社の存亡危機と小心者倉田の苦悩と日常で起こる小さなサスペン・サラリーマンの悲哀と相まって読み手を飽きさせないいつもの作者だった。


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