ウイリアム・アイリッシュ著「幻の女」、60年以上も前に上梓されたミステリーの古典的名著と称される作品だ。妻を殺害したとして刑執行を間地かに控えた殺人者・主人公ヘンダースンは友人のロンバードに唯一自分のアリバイを証明できる女を探してくれと頼む。依頼を承諾したロンバードは様々な手段でもって探すが手掛かりは何一つなく迷走する。主人公を除いては友人ロンバードと判事の動静を記述し読者すっかり騙されてしまう。最後に待ち受けるのはどんでん返しとなるプロットがこの時代に既に名著として存在していたとは感慨深く驚きだ。
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