IT社長の徒然日記
創業以来30数年、読書を通して思うことを日記として記していきたいと、思いました。オーディオ、ジャズ、ゴルフ、海外旅行、酒その他諸々について。
土曜日, 3月 31, 2018
宮部みゆき著「蒲生邸事件」、
戦前の2・26事件を題材に、タイムトリップという突飛な発想設定で物語が進んでいく。蒲生憲之という旧陸軍大将・皇道派である家・蒲生邸にタイムトリップした孝史そこでこの蒲生邸の秘密を探り、合わせて事件の渦中に遭遇し現場を具に見ることになる。軍部独裁へと舵を切る日本の現状と必死に生きる庶民の姿は小説らしく、後半部分は既にタイムトリップのことなど忘れてしまう。そんな面白い小説だった。
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