水曜日, 12月 30, 2020

高橋克彦著「広重殺人事件」

高橋克彦著「広重殺人事件」、著者の写楽、北斎に次ぐ広重殺人事件である。広重コロナによる死亡説を覆したのは中学教師の津田だった。深刻な病を負い津田と妻の冴子は東北の立石寺を訪れた時、妻冴子は五大堂から身を投げた。その後大学で浮世絵就中写楽の研究者塔間宋太郎と美術誌の記者である杉原とともに広重の調査に乗り出す。そんな折に津田が自殺した。彼の意を受け継ぎ、突き止めたのは写楽と東北天童との繋がりだった。彼広重は勤皇派で幕府を恐れ天童に滞在していた事実を掴む。そして幕府の手により殺害された。

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