IT社長の徒然日記
創業以来30数年、読書を通して思うことを日記として記していきたいと、思いました。オーディオ、ジャズ、ゴルフ、海外旅行、酒その他諸々について。
火曜日, 3月 30, 2021
京極夏彦著「神社姫の森」、過去の事件の亡霊とも取れる人物が次々と登場して混乱を来たし、それに心理分析学者であったユングの理論まで持ち出され聊か閉口ぎみになる本書である。妄想に取りつかれ自己を見失い冥府との境界を右往左往するその本人は実は小説家の関口巽だったとは、京極堂の中禅寺秋彦は勿論榎木田礼次郎探偵までが登場するといった態である。
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