IT社長の徒然日記
創業以来30数年、読書を通して思うことを日記として記していきたいと、思いました。オーディオ、ジャズ、ゴルフ、海外旅行、酒その他諸々について。
日曜日, 5月 29, 2022
キャロル・オコンネル著「クリスマスに少女は還る」、正に長編警察捜査小説だ、ミステリーを間に挟み奔放に展開するその醍醐味は別格だ。湖の岸のボート小屋で誘拐された二人の少女サディーとグウェンそして監禁拉致された場所はキノコを栽培する四階建ての工場だった。必死に捜査を開始する地元警察署の警部とニューヨーク州警察そしてFBI捜査官依然として犯人の特定も少女二人の行方も判明しない。本書に描かれているのはミステリーというより生への飽くなき欲望、個々の登場人物の造形を緻密に描き出して展開する好著だ。
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